小さな村の物語:252回 ドソレード(ヴェネト州)

オーストリアの国境近く、
ドロミテアルプスの険しい山の中に小さな村がある。
ドソレードだ。深い森に囲まれたこの村の人達は、
ずっと林業や牧畜で暮らしをたててきた。
昔ながらの仕事は減ったけど、
人々の心は今も森にある。

2017年06月03日 初回放送

ここの街の名物は何と言っても、丘陵地に並ぶ昔ながらの倉庫群。

この地方独特の建築物はTabiàといい、わらを乾燥させ保存しておく倉庫のこと。この倉庫群を見たくて、別のミッション※を名目にこのドソレードを訪ねた事がある。
Tabiàを見るために、この写真に写る草原に入り込んでしまい道路になかなか出れず、なんとか私有地のようなところを通ってはい出たところで出会ったのが、今回登場の兄のフランコ。
これらの建物群の用途を知ってる?と話しかけると、自分もここに倉庫を持ってるよ!アンティーク商をしてるんだ!ってことで見せてもらうことに。
番組にも出てきたこの倉庫には、所狭しとアンティークものが並んでいた。紹介されていた仕掛けのあるチェストも見せてもらい「お~!」と感動した覚えがある。

さて今日の物語は、
そのアンティーク商の兄フランコと万屋をする弟ステーファノ。
番組では「万屋:なんでも屋」といっていたけど、このような店構えはイタリアの田舎にはよくある。
新聞雑誌売店Edicolaとタバコ屋さんTabaccheriaが一緒になって、そこに街の名産・名物や、街にスーパーがなければ、生鮮食品・雑貨などを扱う、など、まさになんでもあり。
ここにでてきた、イタリア各地の上等ワインが揃ってたりする店は少ないかも。その上、アンティーク家具まで置いてあるところは絶対ない、な。

彼らの父親ルチアーノは儲かると思えば鼻を効かせて方向転換が出来た人、だと。
それでアンティーク商に転換したというが、その時代、どんなキッカケがあったのか?
GoogleMapsを見るとこの地域にはなぜかアンティーク商が多いので、それを不思議に思っていて、Tabiàフリーク?の元同僚にも聞いたことがある。
理由はまだ謎のまま。

父の職業を引き継いだ兄フランコ。
若いときに大病をし、命が助かった代償に片目の視力を失う。
その分、アンティークの補修をするときには感性が鋭くなったと。

弟ステーファノの趣味は、木彫りとペットの牛。
木彫りは素人だというが、昔の村人たちがモデルというお面は、デフォルメな表情が妖精っぽくとてもすばらしい。
ペットの牛の毛並みがカーリーで、キュート。
確かオランダ産だったか。
赤毛はオランダ産が多い。

彼らの夕食には、ヴェネトの定番ポレンタとチロルの定番カネーデルリが登場。
山の街にテッパンなピアット☆

今日のCanzone: Generale / Francesco De Gregori

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ヴェネト州ベッルーノ県コメーリコ・スーペリオ-レ市ドソレード

周辺地域同様、この村にも地主制(Regola)が残っていた。